辛さも味も個性があるから面白い! 唐辛子の秘密
「しあわせの激辛」シリーズに配合されている異なる辛さの特徴を持つ「4種の唐辛子」。
「辛いのはわかるけれど、それぞれどんな辛さなの?」とお思いの方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、それぞれどんな辛さがあるのか、どのような味わいを持っているのかなど、ちょっとした秘密をご紹介します。
読めばもっと「しあわせの激辛」が食べたくなるかも?
唐辛子の秘密
口の中がカッと熱くなるような辛さが特徴の唐辛子。
独特の香味をもち、料理のうまみを増す効果も大といえます。
唐辛子はナス科の多年草(温帯では一年草)で中南米原産。
コロンブスがアメリカ大陸を発見したときにヨーロッパに持ち帰り、その後わずか100年で世界中に普及しました。
原産地中南米では9千年も前から栽培されていたともいわれています。
雑種ができやすく、そのため日本でも16世紀に伝来以来、「日本の品種」も多くあります。
赤唐辛子系では、鷹の爪、八房(やつぶさ)などがあります。
その使用の度合いに違いこそあれ、レッドペパーを使った料理はどの国にも必ずあるといってよいほど(ただフランス料理だけはほとんど使わないのだとか)。
一種類のみの唐辛子で構成される調味料を「一味唐辛子」といいます。
韓国唐辛子の秘密
一般的に、韓国唐辛子の実の色は濃い赤。
「赤が濃いと辛そう」と思われるかもしれませんが、見た目の印象と異なり辛さが少ないのが特徴です。
多くの韓国産唐辛子の辛味はおよそカプサイシン含量0.1%を下回るといわれています。
甘みがあり旨みも感じられるため、キムチやスンドゥブといった料理に使われるほか、生のまま食べられることもあります。
その韓国唐辛子は、日本から伝来したのではないかという説があります。
また、細かく分類すると数多くの品種があり、その特徴には個体差があります。
焙煎唐辛子の秘密
「しあわせの激辛」チキンカレーに配合している焙煎唐辛子は、
配合する唐辛子性質に合わせて温度を変えて焙煎しています。
不要な苦味を押さえつつ、好ましい香りや辛味が得られるまで熱をかけています。
スパイスは加熱とともに苦味が発生してしまうことがよくありますが、油中で焙煎することで苦味を押さえつつ、刺激的な辛味を油に移すことができます。
焙煎によって、辛さとともに香ばしさも得ることができるため、食欲をそそる風味が生まれます。
ハバネロの秘密
強く鋭い辛味と柑橘系のフルーティな香りを持つハバネロ(Habanero)。
南米ペルーで紀元前6500年頃から栽培されていたといわれており、その名はキューバの首都ハバナ(Habana)に由来します。
現在のキューバではほとんど栽培生産されておらず、主産地はメキシコのユカタン半島のほか、アメリカおよび中南米などの熱帯地域で主に栽培されています。
ハバネロの辛さはおよそ300,000スコヴィル(辛さの単位)です。
ギネスブックには最高記録として577,000スコヴィルが掲載されています。
唐辛子の辛さは栽培条件に左右されるので常に一定しているわけではないものの、目安として日本の唐辛子である鷹の爪は辛さが約50,000スコヴィルなので、その辛さ度合いが想像できますね。
ハバネロがギネスブックに登録されて以来、辛い唐辛子の品種改良に拍車がかかり、現在ではハバネロより辛い唐辛子が何種類も存在します。
おわりに
いかがでしたか?
唐辛子とひと口に言ってもその種類によってさまざまな個性があり、料理に独自の味わいをプラスしてくれることがおわかりいただけたと思います。
数種の唐辛子を配合することで、ただ単に辛いだけでなく、複雑な香りや旨味が生まれます。
唐辛子の特徴やおいしさを知ったうえで「しあわせの激辛」をお召し上がりいただくと、より一層しあわせな気持ちになるかも?